歴史と科学

宇宙も好きだが、古代史も好きだ。
遠く何億後年先の星も、何万年前の遺跡も一緒のようなもの。

この本は、古代史研究が数学的になっていること危惧しておりますが
日本人の特異性についての一文が興味深かった。

ある国の方が日本に両親を招き信楽の茶碗を食卓に出したところ
「犬のような茶碗は捨てて、もっと綺麗なものをそろえなさい」

とあり、著者は、器の歪み具合に美を感じている民族は、世界の中で日本人以外いないのではと。

日本人の美意識なんでしょうね。確かに建築物なんかも抽象的なものよりは
実用的というか自然と一体で、自然からヒント受けた建物が多い。

海外製品は日本で売るのは難しい理由がここにあるのかもしれない。

現代の迷いは、古代縄文にヒントありかな。
鹿児島にある上野原縄文の森にまた行きたくなった。

ちなみに、信楽焼きについて調べてみると、日本六古窯の一つで,天平時代1250年前が起源だそうで
「やきもの好きは信楽をもって往生できる」という言葉があるそうです。